ぶらり骨董の旅

骨董品の贋作をつかませられないためのマメ知識

骨董品は、古ければそれだけで価値があるというものではありません。長い時を経てきたことに加えて、現代の人々が芸術的な価値や歴史的価値、醸成された美しさなどを見出すことによって骨董品の価値は生まれるのです。また骨董品には、当時の作風や製作法を真似て作られた贋作が本物の中に混じっていることも多いです。偽物をつかませられないためにも、真贋の見極めに関するマメ知識を知っておいて損はありません。 そのマメ知識として、まず「鑑定書をあてにしてはいけない」ということを挙げることができます。これは、お金のために贋作の鑑定書を書いてきた鑑定士が少なくないからです。また鑑定書の一種に箱書きというもがありますが、箱は本物でも中身が贋作という場合もあるので、注意が必要です。 次に「名作には贋作がつきものである」ということを挙げることができ、良い骨董品を買うときには、より慎重に真贋を見極めることが必要です。 そして、こうしたマメ知識より大切なのは、見る目を養うことです。そのために、美術館や博物館で本物を知ることや、時には失敗を恐れず骨董品を買ってみることも大事です。